フランス vs ロシアの概要

・フランス vs ロシアの概要 (2020/09/07/EP8.2)

 ロシアは馬に弱いとよく言われてきた。対馬特化の槍兵を出すことができずマスケしか出せないのと、1トーチカ体制ではその生産マスケの軍量を稼げない、カードのマスケも持っていないから。
 実はマスケ2小屋(トーチカ)のオーダーも可能なんだけど、これができるプレイヤーはまだ少ない模様。だから対戦相場的にはロシアは馬に弱いとしておこう。

 それならハサースタートで間違いない。対マスケはハサー民兵で近接取って逃がさずカウンター取りやすくもある。そしてストレの重歩兵アンチを避けるためにこちらはマスケは出してはならない。だからロシア戦では馬弓オーダーを選択することになる。
 これも昔のフランスプレイヤーは馬マスケのオーダーしか知らなかったけど、今では初期オーダーで馬弓を出せる手順は開発されている。

 ロシアはいつもの前線トーチカからのラッシュで押さえ込みを図る。フランス側は条件的にその前線争いは分が悪いから後手を踏む。
 そのままロシア側はハラスや資源封鎖でマップを支配し続けられれば有利となる。内政はTCからのセット農民生産で伸びる。

 フランス側は前線突破したいところだけど、Ⅲ入りカウンターするでもない限り容易ではない。また、一度押さえ込まれたらⅢ入りする余裕は普通ない。無理をすればそのまま潰される。
 とはいえ、フランス弓馬がロシアのマスケ馬に対して少し有利であるのと、周辺資源がなくなってるならクルール農民を戦闘に参加させる(後はそのままそこで資源採集)。だからまだ突破しやすい方だと思う。

 なお、従来のロシアに対しては、スーの斧騎兵カウンターで早期に前線突破できていた模様、これで9割方勝てる。それはスーの序盤性能や戦士長(探索者)の強さ、馬兵カード2枚持っているなどに起因していると思われる。
 フランスはそのような条件にはないから、ハサースタートしたところで同じように勝てる訳ではない。

 前線突破できたとしてもまだ課題がある。トーチカ乱立で粘られると侵攻が遅くなる。そのまま遅延すると、ロシアのセット農民生産の方が内政伸びると思うので具合が悪い。この状況になったら槍生産もほしい、そしてトーチカを破壊したい、対コサックでも使える。

 それでも総じて、先手取っていくロシア側が有利でしょう、わずかには。将棋でも先手番が有利のように。有利を得られないならわざわざ前線を取りに行きたくない。

 どうしても有利取りに行く戦略をしていきたいというのなら、フランス交易内政即Ⅲによってその可能性がある。従来のロシア戦術は直行の即Ⅲおよびスペイントルコ即Ⅲに対して大分弱いからその真似事で。ここでは詳しく語らない。

 また、ロシアの特殊オーダー、17人進化やSemiFFなどといったものには対応しない。それらはロシア性能を存分に活かしているのか疑わしいし、対戦相場上であまり見ないならその労力は惜しい、もっと優先すべきことがあるはずだ。まぁそれが来たら即興の対応力を試していこう。
 もし、2トーチカ体制のマスケ量産オーダーを用いてくるプレイヤーが増えてきたら、そのときには歩兵2小屋クロスボウで受けていくようにしたい。

まとめ
馬弓でジワリ押し上げていく
受け側は小隊の遠征ハサーハラスで崩していくのは定番の武器だ

フランス vs アステカの概要

・フランス vs アステカの概要 (2020/09/04/EP8.2)

 アステカは黒槍の攻城速度や多くのカード軍連打と生誕ダンスの軍生産回転力、アンチ攻撃で勝負するタイプで、同じ速攻文明でもトルコイロコイのようにはパワープレイができない。
 軍隊が非力且つ、編成バランスに問題を抱えている。コヨーテランナーが重歩兵と戦える万能タイプなんだけど、逆に言えば純粋な重騎兵ではなく非力(基本スペック低め)で、弓兵に対して最大アンチとならず、(通常攻撃力の高い)弓兵がたまってくると迂闊に近寄れなくなる。弓兵(クロスボウ)は黒槍マセにも勝てるから、フランスお得意のクロスボウスパムや、弓馬編成にしておけば戦線は安定する。

 黒槍マセも通常攻撃力が低いアンチタイプのため、アステカ軍は非力と呼ばれる所以。そのため、アンチの影響がないクルール農民がアステカ軍と戦えるのもポイント高い。
 なお、コヨーテランナーの攻撃力自体は高い。しかし移動速度が少し遅くHPが低いから、通常攻撃力の高い弓兵の引き撃ちが痛く、逆アンチになりがち。

 昔のフランスプレイヤーは弓馬編成を作れる人が少なく、マスケを出してしまったなら、マセの重歩兵アンチにより餌食になっていた。ところが、もうすでに弓馬生産のオーダーは開発された。

 そのまま戦線が膠着してフランスのクルール内政が育ってくれば、アステカ側は神官ダンスで10人神官を得た後にはそれ以上に強くなる手段が特になく、フランス側が押し上げていくことが可能になる。
 軍事相性を克服できず、アステカの序盤構成は、ゲームデザインやバランスとして欠陥が生じてしまっていると言っていいかもしれないが、なお、だから私はアステカ最終盤タートルブームへの移行の戦術開発で、その問題をもみ消しにした。

 アステカの初弾ラッシュではカード軍連打が普通となるので、開幕からコヨーテ単は来ない。だから歩兵2小屋のクロスボウ量産で2受けして、そして膠着した後に、追加ハサーで押し上げていきたい。槍は出さなくていい、コヨーテランナーに碌に勝てない、クロスボウで引き撃ちしてた方がいい、弓単で。弓単でも、本陣受けなら民兵や戦えるクルール農民がいるからリスク低いし、地形を利用してコヨーテを迂回させてやればいい。
 主流の黒槍ラッシュが来ることを想定すると、ハサースタートはやりづらいと思う。まぁそれでもハサー民兵でなんとかカウンターできてしまうのと、カードのマセをそれで食えると美味しいから、これも実は悪くないかも。マセは重歩兵アンチタイプで非力だから重騎兵に余計に弱い。

 繰り返すと、アステカ相手に槍やマスケといった重歩兵を出すと、マセの重歩兵アンチが怖いし、コヨーテランナーが馬(歩兵)のくせに重歩兵と戦えてしまう。だから盾にするのはハサーになる。アステカ戦は弓馬で。
 アステカはちょっとでも軍勢が下回ると、この弓馬に勝つ術がなくなる。塔(戦闘キャンプ)を建てるしかないのかよ(じゃあここから最終盤タートルブームに移行するか)。

(補足)アステカは序盤と最終盤が強いので(ピークなので)、SemiFFするのは向いてない、速攻文明だから。速攻型の即Ⅲにも条件的に組みづらかった。これらの対応は基本的に考えない。即Ⅳスカルはイケるかもしれないし、するプレイヤーがたまにいる、しかしそういう局地対応は労力に見合わない。まぁ即Ⅳ対策の基本は、その間にフルブームする隙があること。

 当時この条件で、同格のアステカプレイヤーとの連戦連勝で感触はつかんでいる。アステカは不器用なところを狙われると打開策が少なく困る文明だ。きっちり相性を合わせられるフランスはそれを見逃さない。

まとめ
弓単で受けてから追加ハサーで逆襲

フランス vs オランダの概要

・フランス vs オランダの概要 (2020/09/01/EP8.2)

 フランスで、ハサースタートからSemiSemiFFに繋げるお決まりのパターンを志向するプレイヤーが少なくない。確かにそれはフランスの強い形だけれども、相性を合わせた方が効果高いし、万能国家フランスを使う意義が薄れる。
 オランダ相手にそのように組みやすいだろう、そしていつもの好きな戦い方ができようとも、有利を得られることはないし、内政文明の何か不穏な動きを防ごうとしないのか。

 フランスは直行の即Ⅲはできるけど向いてないのでそれは置いておいて、オランダ内政を封じるには2Rを仕掛けることになる。オランダはマスケに対して頗る有利なスカ―ミッシャーをⅡの時代で出せるから、そのマスケは出してはならない。よって前線2小屋のクロスボウで押さえ込んでいきたい。
 確かに、それでは射程負けして不利ではないかと思われても、撃ち合いでは通常攻撃力の高いクロスボウの方が有利だし、射撃の間は動きが止まるからそのときに追い足で撃ち返せば撃ち合いの形になる、要操作。

 オランダがやってくることといえば2銀行スタートしかあまり考えてないし、オランダがフランス相手に特別することもない。
 そしてハサーかスカミスタートであるかの対応は、前者だったら初弾は槍生産していく。後者ならクロスボウ。

 オランダは長く篭れるとはいえ、延々とクロスボウの射撃ハラスに晒されることになるし、フランスは自動でクルール農民内政が伸びていくから内政は互角。オランダの無理なⅢ入りカウンターはその前に潰していく。主導権を握っている方がそのまま強い。
 この戦形で数戦経験しているけど負けた記憶がない。狭いマップ(バイユー-bayou-とか)ではハサーハラスの対処も容易なため気持ち良く戦えた。

まとめ
前線2小屋のクロスボウスパム