フランス vs イギリスの概要

・フランス vs イギリスの概要 (2020/08/31/EP8.2)

 家のコストが重くて立ち上がりが遅れるイギリスに対して、内政厚め即ⅢやSemiFFが通りやすい。フランスではSemiFFの方が向いているのでこちらになる。
 そしてその後は、内政に大差がなく、早期軍事強化の即Ⅲ軍事力で優位に立てる。速攻型の直行の即Ⅲでは内政持たず息切れして詰め切れないケースが少なくなかったが、その問題をも解消させた。

 イギリスは一般にはマスケかロングボウスタートとなり、後者ロングボウではさらに立ち上がりが遅れるので(軍生産で木材使うから)、対戦相手の履歴で読めるなら、安心してSemiFFを採用していける。

 マスケスタートに対しては注意が必要。けっこう前の方に進化塔と兵舎を建ててマスケ着弾を急いだり、テリトリーを拡げようとするプレイヤーも少なくない。意図して狙っていたのか。
 この場合には、歩兵2小屋のクロスボウで押し上げていくことになる。イギリスの序盤性能で前線維持などできる訳がないことを教えてやらねばならぬ。それを突破した後には有利な形勢になっているだろう。

 最近、イギリスでハサースタートするプレイヤーが増えたけど、これは考えないでおこう。進化400木を持たず、また家のコストの重さからちょっとやりづらいし、進化塔の意義も薄れる。イギリスの開幕は歩兵1セットしか生産能力ないし、ユニークユニットのロングボウを有する歩兵文明だと思っている。
 これが来たら相手はフランスのようなものとして対応すればよいか。

 イギリスは半強制的に家内政することに縛られて戦術に限りがある。そのせいもあってか、イギリスプレイヤーはスペシャリストタイプが多い。兵種も、マスケ戦術かロングボウ戦術のどちらかしかしない。そのため、プレイヤーの対戦履歴を知っておくと良い。
 そうすれば運任せの対応をせずに済む。こちらフランス側は相手に合わせて、ロングボウ戦術に対してはハサーSemiFF、マスケ戦術に対してはクロスボウスパムと選択していく。
 また、デッキを覗いて、Ⅱの時代の軍強化カードは何が組み込まれているかで判断できる。マスケ強化カードならそのままマスケ戦術、ハサー強化カードならロングボウ戦術の可能性が高いはず。

まとめ
ロングボウ戦術に対してはハサーSemiFF
マスケ戦術に対してはクロスボウスパム

フランス vs スペインの概要

・フランス vs スペインの概要 (2020/08/30/EP8.2)

 スペインプレイヤーは多くは即Ⅲしてくるし確かに最も適している。だから基本はその即Ⅲ対策だけを考えている。

 発売当初はゲームバランス上でもその即Ⅲが非常に強力だったし、対策できるプレイヤーも少なく、猛威を振るった。
 ところが、次の拡張パックが出た頃には、即Ⅲ対策は確立されていった。

 即Ⅲを発展させた、ハラス入れつつ内政作って即ⅢするSemiFFが開発され、それが即Ⅲに対して有利であったことに気づかされた。
 同じ即Ⅲをするなら、その道中はより内政を稼いでおき、カウンターを間に合わせることができれば、その内政的有利から、多く勝つことができた。

 Ⅲ進化が得意でない文明でも、道中に軍が出ない即Ⅲに対してハラスで押さえ込んでおき、その間に内政を作りその国力で、後は植民地民兵でカウンターする手もある。例えばイギリスオランダはこの手を使う。

 前線塔即Ⅲで速度を稼ぐ意欲的な手段を用いれば、SemiFFに対してカウンターを間に合わせない方法があるけど、これをされることを読んだら、SemiFFにはしないで、槍やマスケスタートで前線塔を処理しておき、そのまま上のような2受けの方法を取ればいい、フランスならクルール農民の射撃でファルコ割りも狙える。もしくはマスケSemiFFにする。

 スペイン即Ⅲといえば、速攻で押し込むのが「スペインらしい」から、交易内政を作ってからの即Ⅲにするプレイヤーは少数だろうけど、もしそれを選択された場合、Ⅱの時代で立ち向かうにはキビシイ。
 この場合はSemiFFもしくは追ってのⅢ入りで対抗することになると思う。または槍マスケで交易割りにいくか(ATPで割りにくいし再建もされやすいが)マップでのやり易さによる。

 ところで、スペイン即Ⅲは軍カードにドラグーンに勝てるものがいないため、ドラグーン単(正確には多めという意味)に対して弱いという特徴を持つ。槍、ロデレロ、ランセロなど。スカミの軍カード持ってない。また、近接防御40%のブラックライダーを使えば槍ロデに対して重圧少なくなる。
 だから普通にスペイン即Ⅲ vs フランスSemiFFとなると、大きく有利だったりする。スペイン側がこれを嫌って着弾急ぐ前線進化塔の意欲型にするなら、フランス側は槍かマスケスタートの2受けにシフトするのは先にも言われた。

 以上のような読み合いはあるけれども、まぁフランス有利になりやすいでしょう。私がスペイン側だったなら、ATP交易内政即Ⅲを選択する、これが一番期待できる、それでもスカミが足りなくて苦労する。

まとめ
通常のスペイン即Ⅲに対して、SemiFFで大きく有利取れる。そしてドラグーン単。これが一番の狙いで安定。
但し、前線に進化塔を設置してくるようなら、槍かマスケスタートでそれを処理し、そのまま2受けにする動きも覚える。

フランス vs フランスの概要

・フランス vs フランスの概要 (2020/08/29/EP8.2)

 一般には相SemiSemiFFの戦形になるだろう、消極的もしくは各種オーダーを使い分けできないのならば。
 文明ミラーでは差異性が少なく、相性勝ちを狙いづらいと考えてる場合、その文明の完成形を目指すことになる、フランスはそれ自体としてSemiSemiFFに組むのが強い。

 ところが、そのSemiSemiFFを崩す方法がある。それは2RすればⅢ入りを防ぐことができる。そしてこの場合、戦線膠着する差し合いでは、射程のある弓兵を使うのが有利だから、前線2小屋のクロスボウラッシュするのがフランスミラーでのベターな狙い、本当は。そして主導権を握り、ハラスや資源封鎖ができて有利。
 なお、相手のⅢ進化狙いは軍カード手順でラッシュして押し潰す。2ステイ展開を読んだら4クルール手順にする。ハサースタートに対しては槍生産から入る。

 但し、直行の即Ⅲをされると、その2Rはカウンターされてしまう。だけれども、フランスが直行の即Ⅲしても強くないので、普通には採用されない。
 フランスは内政有利なクルール農民がたまってからが強い文明なので、序盤は2ステイして内政作っておくのがいい、Ⅲ入りするとしてもSemiSemiFFまで待ってからが良かった。

 でも実は、交易アップグレードするならフランスで直行の即Ⅲにするのも悪くない。この手段によって上の展開を変えることができると思うけど、私自身も開拓中で一般性がないため、ここでは語らない。将来とっておきの作戦になる可能性を秘めている。

まとめ
フランス主流オーダーのSemiSemiFFに対して、前線2小屋のクロスボウラッシュで封じるのが狙い目。